【切り下げ工事の疑問を解消】切り下げ工事は自分で手配できる?どこに頼めばいい?
はじめに、切り下げ工事のビフォーアフターの写真から。
【切り下げ工事のBFORE】
【AFTER】
切り下げ工事は自分でできる?
切り下げ工事をどこに頼めばいいか分からない…
車が乗り入れられるように歩道との段差を低くする「切り下げ工事」は、住宅、駐車場や店舗、マンションの入り口など車が出入りする場所に必要となる工事です。
比較的小規模な工事に見える切り下げ工事。
自分で手配して出来るのではないか、またはDIYのようにご自身でと考える方もいらっしゃると思います。
しかし土木工事会社を探すにも、大々的に切り下げ工事を打ち出している会社は少なく、「依頼先が分からない!」「どんな手順を踏んでやるものなのか…」とお困りの方も多いのではないでしょうか?
今回はそのような切り下げ工事の疑問を解消していきたいと思います。
こちらの記事もぜひ参考にしてください。
そもそも切り下げ工事は自分でできるもの?
「道路と歩道の段差をなくすだけだから誰にでもできる工事」と思われがちですが、実は自分でできるほど簡単な工事ではありません。
確かに切り下げ工事は、その作業には色々な手続きが必要だったり、切り下げ工事ならではのポイントがあり、専門の施工会社に依頼されたほうが確実かと思います。
切り下げ工事でよくあるお困りごと
切り下げ工事をDIYで自分でやってみるという方は少ないとは思いますが、工事の手配は全て自分で!と考える方もいらっしゃるでしょう。
直接施工会社に依頼ができればコストは抑えられます。
しかし、このときの問題は、いざ切り下げ工事を手配しようとしても、結局どこに依頼すればいいか分からず相談先がわからないということです。
新築時であれば工務店やハウスメーカーに依頼することになるでしょうし、その方が楽です。
ただ、工務店やハウスメーカーは家の建築が専門ですので、外周りの工事は安く抑えるためにも自分で手配したいという場合には、土木工事会社や外構工事の会社に相談することとなります。
お客様が直接、実際に作業する職人会社にリーチできればいいのですが、土木工事業界では手頃な価格で対応している会社はあまり宣伝をしていない傾向にあり、そういった会社を見つけるのにもなかなか労力がかかります。
大規模修繕会社も切り下げ工事に困っている!
また、切り下げ工事で困っているのは個人の方だけではありません。
マンションやビルの大規模修繕を行う企業様からも、お問い合わせが多いです。
大規模修繕の元請け会社様からも、「外回りや土木工事はよくわからない…」「大手しか相談先がなく、高くついてしまう…」とよく伺っています。
建物そのものへの改修コストが抑えられたとしても、外回りの工事をフットワーク軽く対応できる会社と付き合いがないと、結局のところ見積もりが高くなってしまい、相見積もりで勝てない…ということが起こります。
そのような場合には、関東近郊でしたら弊社にお問い合わせください。
私たちは大規模修繕で発生する小規模な土木工事から対応しています。
元請け会社様で外回りや土木に関しては苦手、ということがありましたらお気軽にご相談いただければと思います。
意外に大変!切り下げ工事を自分でできない理由2つ
さて、先ほど切り下げ工事は自分では難しいとお伝えしましたが、その理由についてここで詳しく紹介したいと思います。
切り下げ工事が自分では難しい理由
【1】工事には許可・手続きが必要
まず、切り下げ工事を行うには、各種手続きが必要です。
工事図面を描き、切り下げ箇所に面している歩道の管轄先(都道府県または市区町村)に提出
道路使用許可を取得
この手続きには手間も時間もかかるため、切り下げ工事を行う会社でも書類制作・提出を外注することがほとんどです。
切り下げ工事が専門外の方ですと、まず書類を揃える段階でハードルが高いといえるでしょう。
なお、切り下げ工事着手までのスケジュールは以下のとおりです。
1.切り下げ工事ができる状態か、現地に行って対象箇所を確認
2.切り下げ工事の申請を、対象の歩道を管轄している都道府県または市区町村に行う
3.許可が下りる(申請後2~3週間)
4.道路使用許可を取得
5.切り下げ工事に着手
切り下げ工事が自分では難しい理由
【2】工事自体が大変
段差を解消するための工事ですが、単純に歩道端のブロックを変えればいいという問題ではありません。
考えなければならないことは、それまで車両が出入りしなかった場所に、車が乗り入れられるようにする、ということです。
住宅やマンションなどであれば、乗用車のみ出入りできれば良いかもしれませんが、店舗や駐車場となるとどの程度までの車両が出入りするかを予め想定しておく必要が出てきます。
歩行者しか通らなかったような場所に、新たに切り下げ工事を行う場合、路盤を変えないと地盤沈下を引き起こす可能性があり、その路盤に敷く砕石の量なども自治体によってルールが異なります。
切り下げ工事に必要なステップを下記に洗い出しました。
1.切り下げ工事対象箇所のアスファルトやコンクリートを剥がす
2.歩車道境界ブロック(歩行者と車道を分けているブロック)やL形ブロック(家と道路の間の側溝)を、高さが低いものに取り替える
3.歩道側の路盤(舗装されている層の一部)を、車が乗り入れられるよう、より強固なものに替える
4.仕上げにアスファルトやコンクリートを敷く
単に歩道との段差を削ればいいというわけではないため、切り下げ工事を専門外の方だけで行うことは難しいのです。
要注意!切り下げ工事をせず自分でカーステップを設置するのも慎重に!
「それならカーステップを使えばいいのでは?」と思った方もいるでしょう。
結論からお伝えすると、道路に勝手にカーステップなどを設置してはいけないことになっています。
道路法にも下記のように、「道路上にみだりに物を置かないこと」と明記されています。
“第四十三条 何人も道路に関し、左に掲げる行為をしてはならない。
・・・二 みだりに道路に土石、竹木等の物件をたい積し、その他道路の構造又は交通に支障を及ぼす虞のある行為をすること。“
引用元:国土交通省『道路交通に支障を及ぼす私人の行為の制限について』(PDF) https://www.hido.or.jp/14gyousei_backnumber/2016data/1610/1610houreiQ&A.pdf
またカーステップの設置は交通の妨げとなるだけでなく、下記のような弊害を引き起こす可能性もあります。
道路排水の妨げとなり、雨天の際に道路冠水に繋がる。
カーステップが原因で自転車や歩行者の転倒事故などが発生した場合、設置者に全責任が及ぶ(※)
※参考 東村山市「車の乗り入れブロック(カーステップ)について」 https://www.city.higashimurayama.tokyo.jp/smph/kurashi/sumai/doro/kanri/carstep.html
街でよく見かけるものではありますが、道路にはみ出しているカーステップは交通の妨げともなり得ますし、道路冠水や転倒事故の原因にもなるのです。
切り下げ工事は自分でできないからと、カーステップ(段差スロープ・段差プレート、とも)といったものは勝手に道路に設置しないようにしましょう。
切り下げ工事はプロに任せる方がコスパ◎
一般的には、何事も自分で行った方が安上がりですが…切り下げ工事の場合、むしろプロに任せた方がお得です。
何故プロの方が安く切り下げ工事できるのか、その理由をここでしっかり押さえておきましょう。
切り下げ工事を扱う会社なら適正価格で施工可能!
切り下げ工事のプロに頼むことのメリット1つ目は、適正価格で工事ができるということです。
その秘訣は以下のとおり。ノウハウがあるプロに依頼すれば、専門外の方よりコスパよく切り下げ工事ができます。
適切な人工(人件費)でスピーディーな作業が可能。
ガードマンも手配できる(※)。
※切り下げ工事の際は別途、歩道で交通警備を行うガードマンを雇う必要があります。
専門外の会社に依頼すると割増に…
先ほども少し触れましたが、工務店や切り下げ工事を扱っていない大手模修繕工事企業などに依頼すると、自社施工ではなく外注となります。
間に他の会社を挟めば、その分料金が上がることは明白。お客様にとって余計な出費となってしまうのです。
金銭的負担を最小限にするためには、やはり切り下げ工事を扱っている会社に依頼するのがベスト。
弊社OPENのように、切り下げ工事を自社で手掛ける企業に相談してみることをおすすめします。
OPENは切り下げ工事の実績が豊富!
実際に行った切り下げ工事の施工事例をお見せします!
OPENはこれまで多くの切り下げ工事を手がけており、実績が多数。
自社施工のため、大手や切り下げ工事専門外の会社よりも格段にお安く工事することができます。
過去に手掛けた切り下げ工事の一例を、実際の作業風景を交え紹介いたします。
施工前
これが施工前の現場写真です。歩道には植え込みがあり、道路と歩道との間には高い段差もあります。
撤去作業
植え込みや周辺のアスファルトを撤去します。
新しいブロックの設置
次に切り下げブロックを設置し、歩道と車道との間の段差を低くします。
路盤の整備・仕上げ
切り下げブロックを設置した後、歩道部分の路盤を整備します。
仕上げにアスファルトを敷き、完成です。
施工完了
施工前にあった段差はなくなり、車が広々乗り入れられるように生まれ変わりました。
もし「こんな場所でも切り下げ工事はできる?」「大手の見積もりより安くなる?」など、切り下げ工事に関する疑問をお持ちの方はぜひOPENにお気軽にお問い合わせください!
LINEからもお問い合わせ可能ですので、是非お気軽に弊社へご相談ください。