舗装の材料費、高すぎませんか?カタマSPを施工して分かった”安くなる現場”の条件

「材料費が高くて舗装に踏み切れない」――そんな悩みを持つ投資家・デベロッパー・地主の方に、いま注目されているのが“固める舗装材”カタマSPです。

OPENはこのカタマSPを実際に扱い、少しずつ現場を重ねながら「どこまでできるか」「どんな条件に向いていて、どんな条件だと向かないか」を一つひとつ確かめてきました。

本記事では、社長 三浦が施工を通して“やったからこそ分かった”リアルな手応えと注意点を、できることはできる・できないことはできないと正直に語ります。
「ほー、そういうことね」と腑に落ちていただける内容になっているはずです。

カタマSPとは
【1】鉄くずを再利用した、環境にやさしい固める舗装材

インタビュアー
今回はカタマSPという材料を実際に施工してみて、新たにわかったことを伺いたいです。そもそもカタマSPって、どんな材料なんですか?
三浦
製鉄会社が鉄を作るときに出る鉄くず(スラグ)を再利用して商品化している材料なんですよ。だから、捨てるはずだったゴミを再利用してもらえるというメリットがあるんです。改良剤も同じシリーズで揃っているので、地盤からがっつり改良することもできます。

インタビュアー
再利用して資源にするというのは、環境的にもいいですね。
三浦
そうなんです。素性のはっきりした、流れのある商品なんですよ。ただ、ちょっといろいろコントロールというか、場面ごとのバランスは必要な商品ですね。実際にやってみて、その“向き・不向き”が見えてきたんです。

カタマSPとは【2】
材料は“生もの”。仕上がりを左右するのは「水分管理」

インタビュアー
実際に施工してみて、まず何がわかってきましたか?
三浦
どこまでの仕上がりが可能なのか、というのが見えてきましたね。最初は「こんな感じかな」とやってみて、「あ、ここまでやれるな」というのが掴めてきた。仕上がりの限界というか、何ができるのかが、だいたい見えてきました。
インタビュアー
逆に、難しいなと感じた部分は?
三浦
出荷する場所やメーカーのヤード、保管状況や保管期間によって、材料が変わってしまうんですよ。1回目に来た材料と、2回目に持ってきた材料が、全然違うじゃん、と。これはアスファルトでも同じなんですけどね。ヤードに置いておく期間が長くなったりすると、変わってくるんです。
インタビュアー
同じものを頼んでも、毎回まったく同じものが来るとは限らない、ということですか?
三浦
同じものは来るんだけど、ちょっとした違いで仕上がりが相当変わるんですよ。一番大きいのが「含水比率」――材料がもともと含んでいる水分の量です。これが低いか高いかで、混ぜる水の量が全然変わる。水分が多い材料だと、それだけで作業が大変になる。だから、圧倒的に“水の管理”が肝なんだな、というのが分かってきました。

インタビュアー
なるほど。そこに慣れてくると、対応も変わってきそうですね。
三浦
そうですね。慣れてくれば、持ってきた段階で「これは水分が少ないから先に水を足しておこう」とか、先回りして調整できるようになる。ここをコントロールできるようになると、ただ固めるだけじゃなく、均一で美観性のある仕上がりまで狙えるようになる。そうなると商品としての提案価値も変わってくるんですよ。

カタマSPとは
【3】こういう現場は「カタマSP」がハマる

インタビュアー
ここが一番気になるところです。ズバリ、カタマSPはどんな条件に向いているんですか?
三浦
コスト感で言うと、500平米以下くらいの現場ですね。土の状態からの勝負になると、アスファルトと比べて圧倒的なコストの違いが出ます。
インタビュアー
工程が違うんですか?
三浦
アスファルトだと、土のままの状態から、土をすいて、締め固めて、採石(砕石)を敷いて、その上にアスファルト――という工程になる。カタマSPだと、土をならして、締め固める。ざっくり二工程で済むんです。だから手間もコストも圧倒的に安い。そこを狙えるのが強みですね。

インタビュアー
立地的にはどんな場所がいいんでしょう?
三浦
市街化調整区域のような、雨水処理の規制があまり厳しくない場所ですね。あとは、採石(砕石敷き)で仕上げるくらいなら、カタマSPにしたほうがいいと思います。仕上がりも耐久性も上ですから。

カタマSPとは
【4】こういう条件は要注意

インタビュアー
逆に「これは向いていない」「やめたほうがいい」という条件はありますか?
三浦
一番大きいのは、透水(吸水)アスファルトと違って、カタマSPは水を吸わないという点です。これが使用条件に効いてくる。広い面積ほど効果を発揮しやすい材料なんですが、敷地が広ければ広いほど“水の処理”の問題が出てくるんですよ。
インタビュアー
水の処理、ですか?
三浦
今、雨水の処理の規制がすごく厳しいんです。「場内でその水を処理してください」となったときに、非透水(水を通さない)の舗装だと圧倒的に不利になる。雨水を処理する施設の費用が別途乗っかってきたり、そもそも「これでは使えません」となるケースもある。地面の下に水処理の設備を作る必要が出てくるんですね。
インタビュアー
面積が広いと、そのぶん水処理の負担も大きくなると。
三浦
そうなんです。完全に水を吸収しないので、いい面もあるけど、水処理という意味では、それを加味した設備を設けないといけない。「自然浸透+おまけ程度の薄い設備で済むのか」「そこだけでがっつり処理設備が必要なのか」で、コストが大きく変わってしまう。だから、使える現場は結構絞られるな、というのが正直なところです。

インタビュアー
ちなみに、面積が小さくて、水処理もそこまでシビアじゃない場所だとどうですか?
三浦
狭い面積だと、材料費がアスファルトより多少高くても、トータルではそんなに変わらないこともあるんですよ。だからケースバイケース。そこは正直にお伝えして、お客様にとって本当に得な選択肢を一緒に考えます。

カタマSPとは
【5】大型車がガンガン出入りしても大丈夫?

インタビュアー
運送屋さんの駐車場のように、車の出入りが激しい場所でも耐久性は大丈夫なんですか?
三浦
全然問題ないですよ。大型車が一日に何十回も出入りするような道具屋さんのヤードや土場でも使っていますし、公共工事をバンバンやっているような、一日に何千リベル運ぶような現場でも、全然いけています。
インタビュアー
それなら耐久性は心配いらないですね。
三浦
はい。ただ、正直に言うと、コンクリートに比べたら耐久性は低いです。そこは正直なところ。とはいえ、用途に対しては十分な強度がありますよ。

カタマSPまとめ
選択肢の一つとして“ハマる現場”がある

インタビュアー
今回お話を伺って、カタマSPは「万能」ではないけれど、条件が合えば強烈に効く材料だと感じました。
三浦
そうですね。何にでも使える魔法の材料、というわけではないんです。でも、500平米以下くらいで、土の状態からコストを抑えて舗装したい現場。雨水処理の規制がそこまで厳しくない場所。採石で済ませようとしている現場。こういう条件なら、カタマSPは圧倒的にハマります。
インタビュアー
逆に、大面積で雨水処理の規制が厳しい場所は要注意、ということですね。

三浦
その通りです。我々は実際にやってみて、その向き・不向きを身をもって確かめてきました。だからこそ「ここはカタマSPがいい」「ここはやめたほうがいい」と、正直にお伝えできる。できないことをできるとは言いません。お客様の現場の条件をお聞きして、本当に合う方法をご提案しますので、まずはお気軽にご相談ください。
インタビュアー
材料費の高騰で舗装に悩んでいる方こそ、一度相談してみる価値がありそうですね。ありがとうございました!

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